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もうすぐ秋・・新薬師寺&白毫寺&不空院 奈良

投稿日:2021年11月1日 更新日:


「新薬師寺」と「白毫寺」と「不空院」の秋の秘仏が見ることができる日を選んで出かけることにした

朝起きると、あいにくの雨

奈良に向かう電車で、陽射しが出て、空も青空になった

JR奈良駅を降り、東口から出て、バス停2番から外循環に乗り、7つ目?「破石町(わりいしちょう)」で下車

「新薬師寺」までは歩いて10分程かかる
途中に「不空院」がある

新薬師寺(しんやくしじ)

薬師如来と十二神将

お堂の中はエキゾチックなお顔をした薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)の周りを、円になり等身大の武人の姿をした十二神将立像(じゅうにしんしょうりゅうぞう)が、いろいろなポーズをして囲んでいる
もともとは極彩色だったようで、彩色も派手で鮮やかだったようです

土色(薄いグレー)の十二神将像と堂々たる薬師如来が大きな薬壺を持っているだけでも迫力があるのに
薬師如来が金色で、大きな動きがある十二神将像が色鮮やかな姿だったら、きらびやかだろう(;’∀’)

「新薬師寺」から「白毫寺」へ向かった
地図では、10分くらい歩いたら?
考えは甘かった
くねくねと指図の看板や石標識をたよりに、道なりに歩くと迷わなかったが登り道
ゼイゼイ
最後は階段
登って振り返ると奈良の町が一望

すがすがしい気持ちになるお寺です

白毫寺(びゃくごうじ)


奈良市の東部、高円山の西麓にある、眺めのよいお寺です

名前の「白毫寺(びゃくごうじ)」の白毫は、仏様の眉間にあって、光明を放つとされる白い渦巻状の毛のことです

第38代天智天皇(てんぢてんのう)の第7皇子、志貴皇子(しきのみこ)の離宮を寺としたと伝えられています

鎌倉中期に寺を整備し再興したのは、僧侶・叡尊(えいぞん)とされてる

阿弥陀如来 寄木造り 漆箔 定朝様式

境内には、「本堂」「宝蔵」「御影堂」の3つのお堂があり

重要文化財に指定された貴重な仏像が安置されているのは宝蔵です
閻魔王坐像(えんまおうざぞう)と、閻魔王とかかわる太山王(たいざんおう)、司命(しめい)・司録(しろく)像などもそろっている

毎年1月16日に「閻魔もうで」が行われる
無病息災と所願成就を閻魔様にお願いし、新しい年の幸せを祈願する行事です

閻魔王

鋭い玉眼の目
口をかっと開いて叱咤する閻魔王坐像(えんまおうざぞう)

鎌倉時代
木造
像高118.5㎝

不空院(ふくういん)


こじんまりと、落ち着く雰囲気です

二人のお坊さんが、じっくりと、不空院の言い伝え、仏像の解説も丁寧に話してくれます

宇賀弁財天女

春日神社と空海(くうかい-弘法大師)にかかわる寺

大正時代からは弁財天(べんざいてん)が、女性を救い良縁をもたらす


不空羂索観音菩薩坐像(ふくうけんさくかんのんざぞう)

不空羂索観音菩薩

三つの目、8本の手を持ち
「もらさず人々を救う」
羂索(けんさく-縄)で皆をとらえ、ハタキで悪をはらう

帰りも
「ありがとうございました。気を付けてお帰りください。」と・・・
気持ち良い対応してくれるのが!
一番!(*´ω`*)


素敵な3つのお寺
また、ゆっくりと訪れたい
白毫寺で奈良の町を眺めながら、おにぎり🍙を食べるのもいいね

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