日本最大の土でできた塑像の仏像を観にいった
橿原神宮前駅の東口から「赤カメ[15系統]」周遊バス(1時間に1.2本?)に乗り込んだ
飛鳥(あすか)の石舞台(いしぶたい)や飛鳥大仏寺など細い道をクネクネと周りながら30分程で「岡寺前」に到着
100mごとに「岡寺→」の表札があるが
岡?ウソー(;´Д`)
山!
まだ、あんな上に三重塔が?!
10分程だがゼイゼイ
あじさいの花に(*^。^*)汗もひいた
本堂の正面に
でぇ~ん
写真通りの、でっかい土の仏像
やっぱり如意輪観音(にょいりんかんのん)には思えない(?_?)
でも表情は深く、世の中を案じられているように感じる
右上には愛染明王(あいぞめみょうおう)
左上には不動明王(ふどうみょうおう)
どちらも身体は黒いが光背(こうはい)の炎は、あざやかな赤色
丸く、くりぬいたような厨子(ずし)?
その中に、いらっしゃって
大きく白っぽい土の仏像(如意輪観音)とのバランスがGood
如意輪観音のうらを回ると体内に入ってたという銅造の小さな如意輪観音
この小さな如意輪観音の顔がかわいらしい
そして、土の如意輪観音を正面からだけでなく横近くから拝観できた
やっぱり近くで観ることができると
心からお礼を言って帰ることができ
ゼイゼイと山を登ったかいがあったと満足できる
本堂を出て、鳥居(とりい)の上の奥に
石洞窟の奥の院の中の
石仏の弥勒菩薩も幻想的で見ものだ
全体的に照明がうまい
そして山の寺の品格がある
いいなー
飛鳥散策と共に、また、ゆっくり訪れたい
岡寺(おかでら)
飛鳥の岡にある寺
義淵僧正(ぎえん そうじょう)が草壁皇子(くさかべのみこ)が住んでいた岡の宮をもらい受け創建
草壁皇子(くさかべのみこ)
父 天武天皇、母 持統天皇、27歳で病死
義淵僧正(ぎえん そうじょう)
国宝
?~728年
長い間、子供ができなかった夫婦が、観音さまを深く祈り続けていたら、子供に恵まれた
その子が、義淵
それを耳にした天智天皇(てんじてんのう)が草壁皇子(くさかべのみこ)と共に養育
学業が優れ、聖武天皇から岡連の氏姓を授かる
東大寺を開いた良弁僧正、行基など多くの師として知られている
如意輪観音坐像(にょいりんかんのん ざぞう)
土で造られた日本最古、日本最大の仏像(塑像)
重要文化財
本尊
8世紀造像
高さ4.85m
塑像(そ ぞう)
粘土[塑土(そど)]でつくった像のことです
古い時代の塑像は、心(しん)にする木に縄を巻いておいて、あらい土から細かい土へと順番に盛りあげていく
手の指など細かいところは金属を芯(しん)にすることもあります。
ボリュームが足りないなと思ったら、もっと土を足す
ちょっとここは大きすぎるなと思ったら、そこの土をとる
自由につくることができるのが、塑像のいちばんいいところです
地震があったらこわれやすい
重たくて持ち運びがむずかしい
龍蓋池(りゅうがいいけ)
その昔、この寺の近くに農地を荒らす龍(りゅう)がいた
その悪龍(大津皇子の怨霊?)を義淵僧正(ぎえん そうじょう)の法力によって小池に封じ込め大石で蓋(ふた)をした
この伝説により、もとは「龍蓋寺(りゅうがいじ)」という寺名だった
所在地 奈良県高市郡明日香村岡806
拝観 8:30~17:00
(12/1~2/末日8:30~16:30)
記録2021
アクセス
橿原神宮前駅 東口→明日香周遊バス(24分)→岡寺前→徒歩 約10分