久しぶりの東大寺
10月5日は転害会(てがいえ-八幡神の神事)・・・
でもコロナで中止(^_^;)
秘仏の公慶上人像と快慶作の僧形八幡神坐像
そして五劫思惟阿弥陀如来坐像は公開
公慶上人像(こうけいしょうにん ぞう)
公慶が13歳のとき、
雨でずぶぬれになっていた大仏さまを見て
いつか必ず大仏さまに傘を作る!と誓った
全国各地を勧進(かんじん―費用を奉納させる)して回る公慶の活動が評価され
将軍徳川綱吉の母桂昌院(けいしょういん)の力添えで
幕府の公共事業となった
大仏殿の完成前、過労のため公慶は58歳で亡くなった
火災で大仏殿が焼けてから100年たって完成した
僧形八幡神坐像(ぞうぎょう はちまんしん ざぞう)
僧侶の姿をした東大寺を守る神様
明治初年、神仏分離の折に、手向山(たむけやま)八幡宮から勧進所(かんじんしょ)に移ってきた
もちろん快慶作に一点のミスはナイ!
色もきれいに残っているので
少しドキッとする
五劫思惟阿弥陀如来坐像(ごこう しゆい あみだ にょらい ざぞう)
やさしい顔でおだやかな気持ちにさせてくれる
離れがたい像の一つです
すべての人を幸せにしたいと考え続けて
髪の毛が伸びすぎたという
アフロの阿弥陀さまを守る四天王像は小さいけど
カッコイイ!
緻密で完璧なバランス
間近で見ることができ
顔のシワやヒゲも細かく描かれている
指図堂(さしずどう)
何かあるのかな?
明るい女の方が
「ここから外を見ると、興福寺の塔が見えるよ!」
「こっちに来て、素敵な仏さんでしょ!」
阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)
厨子(ずし-仏様が入っているケース)に入って
小さいながらも前かがみの
阿弥陀如来(あみだにょらい)と観音菩薩(かんのんぼさつ)と勢至菩薩(せいしぼさつ)
観音菩薩はしゃがんで、亡くなった方の魂を入れる蓮台(れんだい―蓮の形の台座)を持っている
厨子の絵もキレイ!
「写真ドンドン撮って!」(^◇^)
指図堂(さしずどう)は、いつも開いていて
「交代で案内してるから、また来てね!」
東大寺ミュージアム
東大寺ミュージアムが、出来て10年
知らなかった
お釈迦さま誕生仏(たんじょうぶつ)
かわいい!
生まれたばかりの、お釈迦さまが出迎えてくれる
お釈迦さまは、お母さんの右の脇腹から生まれた
すぐに立ち上がり、7歩あるき
右手を挙げて
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)」
(この世界で私だけが尊い)と言った?
千手観音菩薩立像(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)
大きくボリュームがある
日光・月光菩薩立像(にっこう・がっこう ぼさつ りゅうぞう)
塑像(そぞう-土の像)の最高傑作
木造(もくぞう-木の像)では出せない
顔や衣の、やわらかさ
日光・月光菩薩さまは
ほとんど変わらない顔、髪型、手の合掌(がっしょう-手を合わせる)
衣が違いました
日光は日中の活動衣?
月光は夜着なのだろうか?
むすんだリボンがステキです
四天王像(してんのうぞう)
広目天(こうもくてん)
多聞天(たもんてん)
増長天(ぞうちょうてん)
持国天(じこくてん)
の塑像もスゴイ
私は勝手に
日光・月光菩薩と四天王像は
同じ仏師の作ではと(;^ω^)?!?
「アフロ仏」に会えたのは
とっても得した気分でした