トレッキング

西表島(いりおもてじま)冬に初参上、『カンピレーの滝』と『ピナイサーラの滝』の上に!

投稿日:2018年8月21日 更新日:

南の果て八重山諸島(やえやましょとう)西表島の上原(うえはら)に、長い間 会っていない友人を訪ねました。

西表島は遠いし、ツレはいないし、行くのを思案しましたが、冬に決意!
暖かいだろうな・・・と

友人の西表島、上原で3泊して、帰りに小浜島に寄り、竹富島で2泊しました。

初のPeach飛行機で、安く行けるだけで、南のはても近く感じます。
冬でも、飛行機に空席はありません。
あまり外国の人は見かけませんでしが、またたく間に変化するかもしれませんね。

新石垣空港は小さな空港、時間制限のない旅なので、さっそく「沖縄ソーキそば」を食べちゃいました。

正面ロビーから外に出て、左に50メートル程行くと、各離島行きの石垣港離島フェリーターミナル行きのバス乗り場があります。だいたい15分置きに、バスは出発するようです。
10系等、準急バスで30分程で船着き場に着き、4系等は船着き場から少し離れて到着するとか。

石垣港離島フェリーターミナル
→ 竹富島 約10分 便数は多い
→ 小浜島 直行便 約30分
→ 西表島 大原港行き 直行便 約35分
→ 西表島 上原港行き 直行便 約40分
船会社も4つ程あるようですが、値段、フェリーは同じようです。

冬場は、上原までのフェリーは運休のため、大原からバスで1時間程かけ行きます。フェリーも満席でした。
西表島の真ん中が密林ジャングルなので、グルッと回るから時間がかかります。
バスの料金はフェリー料金に含まれていて、行き場所の住所や宿名などを、バスの運転手さんに告げたら、近い道路脇に止めてくれる。
ローカルやね
帰りのバスも、道路脇で手を振ると乗せてくれた。
ゆるされるアバウト
いいな~

友人に「冬に来ても海に入れないし、何もすることがない。」と言われたが、西表島にきた以上、ジャングル、日本のアマゾン。

西表島は日本列島に繋がっていなかったから、まれな夜行性動物、イリオモテヤマネコが生存しているらしい。
現地の人は、夜の山で目が光ることから、ヤマピカリャーなどと呼んでいたそうな。
密林ジャングルに行くと、イリオモテヤマネコに会えると思ったが、偶然会えるということは、ほとんどないようだ。
残念・・・

カンピレーの滝(カン=神・ピレー=座る)神の座・神々の交際
マリユドゥの滝丸い淀み

1日目は『カンピレーの滝』へ

遊覧船に乗る前に時間があったので、浦内川遊覧船乗り場へ降りる道に行かず、まっすぐ道を登った。
30分程歩いた先には、昭和初期の炭鉱場。

うっそうと茂る木々の奥に、建物?あとのような物がうっすら。
前には、説明の看板が設置されていた。
甘い言葉で本土各地や台湾から連れて来て、過酷な労働とマラリアで多くの人が死んだらしい。
逃げ出しても、連れ戻され拷問を受けたという。

西表島には、何カ所もあるらしい。
写真を撮ろうとしたら、友人が「止めとき 何か写るよ」と
確かにドロドロ~ンとした空気が漂っていた・・・

さあ!カンピレーの滝へ

遊覧船の乗り場で、長靴を借りることが出来る。
ぬれてもいい歩きやすい靴のほうが良いかも?
泥だらけになりますが。

マングローブの説明アナウンス付きの遊覧船に30分程乗り、トレッキングの、ふもとに到着。

「いってらっしゃい」と、迎えの船の時間を告げ、船は戻っていった。

ガイドいなくて大丈夫?と心配したが一本道で、ときおり沢が出てきたり、異常にでかい葉を持つ、でかい木にビックリしっぱなし

1時間程トレッキングして、カンピレーの滝に着きます。

すごい迫力!

夏は水が少ないらしいが、冬はタップリの水がゴーゴーと音をたて流れている。

空は曇っていたが、登るのに快適な気温だった。

行きは、いっきに登ったので、戻る途中で『マリユドゥの滝』を見るために設置された展望台への階段を上った。
展望台のスペースは広く、お弁当を食べることができ、トイレもあります。

ときおり会った観光らしくない男の人が、船乗り場の人と、トイレの設置などの相談をしていた。

世界遺産にむけ改良しているのでしょうか?
世界遺産登録も賛否両論のようですね。

浦内川遊覧船乗り場への、無料送迎バスが、上原港と、あと何カ所かあるようです。

ピナイサーラの滝(ピナイ=あごひげ・サーラ=下がった)老人の長いあごひげ

2日目は、ガイドの案内で、マングローブはカヌーを漕ぎ、『ピナイサーラの滝』の流れ落ちる真上までトレッキングする、1日コースに。
半日コースは『ピナイサーラの滝』の滝つぼまで。

冬は、行く人も少ないようです。

カヌー乗り場には、カヌーがズラーと100以上?が並んで置いてあった。
夏は全てのカヌーが出動して、順番待ちの人もズラーと並び、海と繋がったマングローブの川がカヌーでいっぱいになり、熱中症にならないように気をつかうそうだ。

用意してくれた、マリンシューズに履き替え、ライフジャケットを着て、防水バックに水筒とタオルなど。
そして、カヌーの漕ぎ方の練習。
なかなか、のみこめない・・・
実践あるのみと・・・いざ出発!

トレッキングの岸まで、自分とガイドが乗ったオレンジのカヌーのみ。

ガイドは、「すごーい贅沢」と。

トレッキングは、岩を乗り越えたり、滑らないように注意は必要だが、ジャングルの森林浴のおかげで、しんどいより気持ちイイ!

トレッキング中は何組かの人を見かけ、滝の上では「おー」「すごーい」「わー」感嘆の声。

滝の上からは、海に浮かぶ無人の小さな島の左右に、白い珊瑚礁の線がスーと引かれているのがくっきりと見える。

ガイドが用意してくれた、温かい「ソーキそば」は、トレッキングの後で実に美味しかった。

ストンと落ちる滝の下を眺めるのに、手前の方から這いつくばり、身体をよじって進み顔をのぞかせた。

落ちたら確実に・・・おだぶつ

離れる時も、そのままの体制で身体をよじりながら後ろへ後ろへ・・・そして立ち上がった。
もちろん初めての体験。

引き潮になると、サキシマスオウノキの板根(ばんこん)が表れ、イリオモテヤマネコが、カエルやカニを食べに出てくるそうな。

朝9時頃は、満ち潮でマングローブの水はたっぷりで、川底は見えなかったが、戻りの午後3時頃は引き潮で、カヌーのパドル(櫂かい)が水底に届く所もあり、海につながっている所は、まるで違って見えた。

困ったことは・・・
防水スマホでなかったので、写真を自分で撮れなかったこと。
トイレが、なかったこと。

結論!マングローブへは冬で正解!

たずねた友人は、島の人と結婚して住んでいる。

都会から遊びにきた女の人が、島の男の人や、都会から移住してきた男の人と結婚することは よくあるらしいが、なかなか続かないようだ。

友人はアッパレ!

長く会っていなかった友人なので、訪れるのに気が引けましたが、もともと飾り気なく話せる友人、忘れ物を取りにいった感じです。

海を満喫するために、また訪れたいですね。

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