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紀三井寺(きみいでら)の秘仏 和歌山

投稿日:2021年5月16日 更新日:

50年に一度の秘仏が観ることが出来ると和歌山に・・・・・

秘仏だから?
パンフレットにも写真が載せられていないので、ネットの写真を拝借(´艸`*)

たくましい十一面観世音菩薩立像(じゅういちめん かんぜおん ぼさつ りゅうぞう)

きゃしゃな手をたくさん持つ千手観世音菩薩立像(せんじゅかんのん かんぜおん ぼさつ りゅうぞう)

光背(こうはい-仏様のバック)は唐草模様
一本彫り(一本の木を彫って造形)で全体に浅彫り
仏像のお顔から強い意志を感じる
でも
誰かに似てるような?

 

昔の絵画では、230段の階段は、以前は坂道で、海が近かったようだ
紀三井寺を中心に栄えた港町のようすが描かれている


紀三井寺駅の東口を出て、駐車場を横切り、まっすぐ(東方向)に進む
少し広い通り(和歌山海南線(135号))を右折、南方向に約5~7分程歩く
左側に土産物屋があるの通り奥に赤い門(紀三井寺の楼門)が見えるので左折する

紀三井寺(きみいでら)


奈良時代、光仁天皇(こうにん てんのう)宝亀元年(770)年、唐僧・為光上人(いこう しょうにん)によって開基された

為光上人は、身の危険もいとわず、波荒き東シナ海を渡って中国(当時の唐国)より日本に来られました

たまたまこの地に泊まり、夜おそく名草山に霊光を見て、翌日、山に登り、金色に輝く千手観音様を感じ会われた

上人は、この地こそ観音慈悲の霊場と、十一面観世音菩薩像を、自ら一刀三礼のもとに刻み、祀るお堂を建立して、安置された
それが紀三井寺の起こりとされている

その後、後白河法皇が当山を勅願所と定められ、鎌倉時代には僧侶も五百人を越えたと伝えられている

江戸時代に入ると、紀州徳川家歴代藩主が頻繁に来山された

紀三井寺とは、紀州にある、三つの井戸が有るお寺ということで名付けられた

楼門(ろうもん)


重要文化財

石段


230段

かつては坂で、結縁坂といわれた

親孝行の紀ノ国屋文左衛門が母親を背負って、この坂を上っている途中で草履(ぞうり)の鼻緒(はなお)が切れた

そこに玉津島神社の宮司の娘が通り、鼻緒をなおしたことが縁で結婚した

玉津島神社の宮司の出資金によるミカン船で、文左衛門は大もうけ

玉の輿(たまのこし)(・・?

鐘楼(しょうろう)


六角堂(ろっかくどう)

宗派 救世観音宗総本山

本尊 十一面観世音菩薩

住所 〒641-0012 和歌山県和歌山市紀三井寺1201

拝観時間 8:30~16:30

アクセス

電車

JR大阪(阪和線)⇒JR和歌山駅-紀勢本線(きのくに線)1時間に約2本→紀三井寺駅-徒歩10分→紀三井寺

高野山-橋本(JR和歌山線)⇒JR和歌山駅-紀勢本線(きのくに線)1時間に約2本→紀三井寺駅-徒歩10分→紀三井寺

新宮・那智・勝浦(JRきのくに線)⇒海南駅→紀三井寺駅-徒歩10分→紀三井寺 約4時間

電車とバス

南海本線 和歌山市駅-和歌山バス(海南方面)→紀三井寺バス停-徒歩10分→紀三井寺

大阪⇒阪神高速・近畿自動車道・阪和自動車道→和歌山IC・和歌山南IC(スマートIC ETC)

関東方面⇒東名・名神高速道路→吹田IC-近畿自動車道・阪和自動車道→和歌山IC・和歌山南IC(スマートIC ETC)

九州・中国方面⇒中国自動車道など→吹田IC-近畿自動車道・阪和自動車道→和歌山IC・和歌山南IC(スマートIC ETC)

串本・白浜方面⇒国道42号線、和歌山方面に北上→湯浅御坊道路・海南湯浅道路・阪和自動車道→海南IC-国道42号線→和歌山市方面に北上

和歌山IC→宮街道を和歌山市内方向へ、JRの高架下をくぐり、田中町交差点を左折し国体道路を約4km

和歌山南IC→右折、小雑賀交差点を左折→国体道路を南へ約1.7km

 

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